「真実はいつも一つ!」
「月に代わって、おしおきよ!」
「じっちゃんの名にかけて!」
「海賊王におれはなる!」
こんにちは、「ゆう」です。
これらはアニメの主人公が使う「決め台詞」です。
これらはなぜ言うのでしょうか?
そこにはちゃんと意味があるのです。
アニメの主人公が決め台詞を言うのにはワケがある!
前回はアニメ(この場では漫画も同義とします。)で長く続いているものには「お決まりの型」がある!という話をしました。
前回▶ヒットの法則に乗った長寿アニメを見習う〜コナンはいつもたった1つの真実にたどり着く〜
お決まりの型があるから、安心して楽しめるのです。
予定調和とそこまでの不調和を楽しむのです。
緊張と緩和の原理ですね。
「あれ?いつもと違う?(緊張)
……あ、やっぱり最後はそうなるよね〜(緩和)」
という感覚です。
単行本200巻で幕を閉じた「こち亀」も型に支えられていた!
そういえば、単行本が200巻で最終回を迎えたこちら葛飾区亀有公園前派出所(通称:こち亀)もいくつかお決まりの型があります。
こち亀の主人公、両津勘吉(両さん)がお金のニオイがする情報を嗅ぎつけると直ぐに金儲けに走ります(警察官なのに……)
そして、一時的に大金持ちになり、贅沢三昧。調子に乗る。大コケして、元の生活に戻る。
(話はそこで終わりリセットされるが、実際は元の生活以下になることが多い)
こういう大まかなプロットがあります。
もちろん、それだけでなく、
- 両さんの意外な優しい一面を出す人情話
- 脇役に焦点を当てた話
- 警察官らしいかっこいい話
などバリエーションはありますね。
決め台詞も「お決まり」だから覚えやすい!
そんなストーリーのお決まりの型とともにアニメには「決め台詞」と言うものが、必ずと言っていいほどあります。
今回の冒頭のがそれらです。
「真実はいつも一つ!」
(名探偵コナン)
「月に代わって、おしおきよ!」
(セーラームーン)
「じっちゃんの名にかけて!」
(金田一少年の事件簿)
「海賊王におれはなる!」
(ONE PIECE ルフィ)
「元気百倍!アンパンマン!」
(アンパンマン)
これらがあるのはその主人公の信念や価値観、性格などを一発で覚えてもらうためにあります。
そして、覚えやすいので「子どもが真似したくなる」というのもポイントです。
いわゆるキャッチコピーです。
自分を表す、あるいは自分のを覚えてもらうキャッチコピーの大切さはこういうところからも学べますね。
決め台詞はファンタジーだからちょうどいい
……ちなみに、決めゼリフはヒーロー・ヒロインものに多くありますね。
憧れ、「こうなりたい」と思ってもらう要素の一つになっています。
逆に言えば、
- サザエさん
- ドラえもん
- ちびまる子ちゃん
- こち亀
など日常を舞台にしたアニメにはこれと言って「決めゼリフ」はありません。
どちらかと言えば、「口癖」みたいなのはありますけどね。
日常を舞台にしているのに「決めゼリフ」のような歯の浮くようなセリフはないのです。
こち亀の両さんに至っては時事ネタ系のかなり現実的な話題が出て来るリアリティがあるので、両さんはこんなことを言っています。
「名言集だとかな……普通の人にとってはただのセリフにすぎん」
確かに、それもそうですよね(汗)
名言となるようなセリフも言った人のバックグラウンドがあるから意味がありますしね。
名言を引用して「良いこと言った〜」で終わってたら意味ないですからね。
話が大きく脱線しましたね、
決めゼリフはキャッチコピーです。
これがあるから、興味を引くし広まる! ということを頭に入れておいてくださいね!
次回は、「キャラクター」についてお話します。
追伸:「アニメは楽しい」
私は深夜アニメとかになると疎いのですが、夕方やゴールデンタイムにやっている国民的アニメは大好きでよく見ていました。
私が住んでいたのは東京都練馬区というところなのですが、ここはアニメの街なのです。
というのも「大泉学園」という街に東映の撮影所やアニメーションスタジオがあるからなんですよね。
大泉学園駅は実家から近いのでよく行っていたのですが、今はあしたのジョーや銀河鉄道999、うる星やつらなどの主人公の等身大の銅像があります。
練馬区いや「大泉学園=アニメの街」なのです。
これもまた町興しにおける「差別化」ですよね。
町興しもわざわざその街に人が来たくなるような理由を創るのが大事ですよね。
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