彼は探していた。
かけがえのない自分を。
彼女は信じていた。
かけがえのない自分を。
ディズニー映画「美女と野獣」のキャッチコピー
こんにちは、「ゆう」です。
今回のタイトル及び、冒頭の言葉は2017年春上映の実写ディズニー映画「美女と野獣」のキャッチコピーです。
出典:美女と野獣公式サイト
ディズニー自体は私も大好きですが、特に五本の指に入るほど、美女と野獣は大好きです。
主題歌の「美女と野獣 Beauty and the Beast」はお気に入りソング
特に主題歌はお気に入りです。アニメ版の時の主題歌はセリーヌディオン&ピーボブライソン。ちょっと前にMay Jとクリス・ハートが歌っている日本語版も良かったですが、今回はこの映画用にアリアナ・グランデとジョン・レジェンドがデュエットしていますね!
最高です!
アリアナ・グランデといえば、「Problem」が有名なアメリカの若手シンガーソングライターですね。
そして、ジョン・レジェンドは聞いたことが無い方もいるかもしれませんが、記憶に新しい、「ララランド」で主人公「セブ」の旧友で、売れないジャズピアニストをやっているセブを見兼ねて、人気急上昇中のバンドに誘ってくるシンガー「キース」を演じた方です。
実際に映画中でも、新進気鋭のバンドとして1曲作中作を披露してます。↓のは短いですが、彼の歌が聞けます。
※ちなみに私はララランドのサントラを買いました♪そこにはフルバージョンで入っています。
さてさて、歌のこととなると熱くなってしまいますが、本題に戻りましょう!(笑)
「美女と野獣」自体はディズニーのアニメ映画として長年の人気を誇っている作品です。
私はディズニープリンセスの中で一番好きかもしれません。
外見に惑わされず、内面を見つめて次第に愛を深めていくベルの純真な心に胸打たれます。
美女と野獣の実写化は以前にもされていた!
美女と野獣は実は、過去にも実写で映画化されています。
調べていた時に見事に迷い込みました(笑)
2014年に実写映画化されています。今回の実写版が出たことで、「フランス版」と言われるようになりました。
ちなみにこれはこれでこの予告を見る限り、魅力的な映画ですよね。ベルも凄く美しいですしね。物語は若干違うようです。
たまにカンチガイしている人がいますが、そもそも美女と野獣というは、
ディズニーのオリジナルストーリーではないのです。
(というよりも、ディズニー作品のほとんどに原作があります。昔からある不朽の名作をアレンジするのがディズニー流!)
1740年にフランスのヴィルヌーヴ夫人に最初に書かれ、1756年、同じくフランスのボーモン夫人がその短縮版として出版したものが広まったそうです。
今回は「ディズニーが」実写映画として公開するので特に話題になっていますね。
映画の話はこれくらいにして、今回の広告に使われている
「それは、100年語り継がれるエンターテイメント」という言葉の力についてお話していきましょう!
キャッチコピーの力*「100年」というインパクト
それこそ、キャッチコピー通り、「100年前」からエンターテイメントとして取り上げ続けられているストーリーです。
原作は1740年ですが、約100年前の1912年にはバレエの演目として上演されています。
誇張でも何でも無く、本当に「100年語り継がれるエンターテイメント」なのです。
ここに物語の原理原則は不変なんだなということを感じずにはいられませんね。
この美女と野獣に見られる愛の物語や、ヒーローズ・ジャーニーなど
昔から人間が感動する型は、世界各国共通なのですね。
本当に歴史ある物語なので嘘偽りない「100年」という言葉の重みはとてもインパクトがあります。
しかし、ここで私達が自分のビジネスのキャッチコピーとして参考にする際には、注意点があります。
「インパクトがある言葉」と「コンセプトが分かる言葉」は違う
「それは、100年語り継がれるエンターテイメント」
というキャッチコピーには不朽の名作感。古典的で古きよきイメージが得られますが、
初めて聞く人は「どんなモノガタリなのか?」はさっぱりわかりません。
このキャッチコピーはインパクト大です。
しかし、モノガタリそのものを表しているわけではないですよね。
ここをカンチガイしがちなのですが、
キャッチコピーは「インパクトがあればいい」わけではないのです。
この「美女と野獣」に関しては圧倒的な知名度があるので、むしろこの話自体はもう知っている人にも見てもらいたい。くらいに気持ちで上映しています。
それこそ、ターゲットは私達のような、小さい頃アニメーション版の美女と野獣を見て感動した世代が、大人になってまた見ることを狙っています。(時代を経て、同じ層にあてるリ・ポジションニングですね)
「マレフィセント」とかもそうですし、ポケモンGOなども10数年後の私達を20〜30歳の人を狙っているとしか思えません(嬉しいことですが…笑)
話逸れましたが、インパクトがある言葉と、コンセプトが分かる言葉はまったく別になっているのが今回のパターンです。
たった一行の言葉でものがたりの軸を表すならば…
100年語り継がれる…といわれても実際は「で、どんな話なの?」と疑問に思いますよね。
これを、たった一行の言葉でこの物語の軸を表すとするならば、
「美女が野獣に恋する純愛物語」とか
「外見ではなく心で愛することを教えてくれるお話」とか
ベタで色気は無い言葉ですが、こういう端的に表現できる軸が明確な言葉になります。
これで初めて相手にわかってもらえます。
こういう、一言で選ばれる理由となる内容を伝えることができる言葉がUSPなのです。
USPはキャッチコピーのようでキャッチコピーにあらず、なのです。
例えば、あなたのお友達に、「え?美女と野獣ってどんな話なの?」と聞かれた時に、
「100年語り継がれている話だよ」とひと言で言ってみても、
「森の奥にある城に、若く美しいがとても我儘で傲慢な王子が住んでいた。ある夜、醜い老女が城を訪ね、一輪のバラをあげるかわりに城に一晩泊めてほしいと頼む。しかし王子は老女の醜さを理由にそれを断る。…云々かんぬん」(Wikipediaから)
と長々と語られても、
相手には伝わらないですよね?
「外見ではなく心で愛することを教えてくれるお話」とかの方が伝わります。
だから「キャッチコピーではないたった一行の言葉」=USPを創るのがとっても大事なのですね。
相手目線で、相手に伝わる言葉を選ぶことが大事だし、それがお客様づくりには必須なわけです。
そうすることで、あなたは営業不要でお客様から選ばれる仕組みを創り出すことが出来ます!
相手目線の言葉を磨きたい方はぜひこちらの無料小冊子も読んでみてくださいね!
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