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第二章:心が弱いから心の専門家になるように…〜過去の自分を救いたい起業家の心得〜

マーケティングができないからマーケティングを究めたいと思った
 

第二章:心が弱いから心の専門家になるように…

前回はこちら:ミイラ取りがミイラになってしまいました。

第一章:ミイラ取りがミイラになってしまいました。


 

自分にコンテンツが無くても起業ができる時代

最近は協会ビジネスや資格制度、フランチャイズが増えて、「自分にコンテンツがない」という人でも、誰かが創ったコンテンツで起業できるようになりました。

  1. 自分が悩んでいた。
  2. ◯◯(メソッドやノウハウ)に出会った。
  3. 自分の人生が変わった。
  4. 自分もこれで自分みたいに悩んでいる人を救いたい。
  5. このメソッドを使って起業しよう。

このような思考の変化を経て起業をする人は多いですし、それ自体はいいことだと思います。なぜなら、あなた以上にあなたのような人の気持ちをわかってあげられる人はいないのだから。
こういう人だからこそ寄り添うことができる反面、弊害もあります。
 

メソッドを使って変わっても完全に人格が変わることはない。

カエルに生まれて虎になることはない。
もちろん免疫はついていきますし、強くなっていくのですが、また一段階上のレベルの似たような問題が降り掛かってきます。だから、心の専門家として起業しても「心が折れて」やめてしまう人もいるし、ダイエットコーチが「リバウンドして」太ってしまうこともある。
集客の専門家として起業しても「集客できなくて」やめてしまう人もいる。
これを心の専門家のくせに心が弱いのかよ!とか馬鹿にする人もいますが、それはちょっと違うなって思います。元々弱いから問題解決したくてそれをやっているので。
心が弱くない人は、勉強しようとか悩みを解決したいとはそもそも思わないんですよね。というよりも「わからない」。
だから、心の専門家が「心が折れる」ことは起こるしダイエットコーチにも「リバウンド」は起こるし、集客の専門家にも「集客できない」ことは起きます。
 
そして、そこで真価が問われます。
 
大事なのはそれが起こった時に、「自分の教えていることが活用できるかどうか」ですよね。
 

本当に役に立つならまず自分が実践すること!

どんな問題が起きても自分の教えていることを自分に使うことです。そうすると机上の空論ではない、実践記録が手に入ります。結局一番の問題は、「これ、素晴らしいんです!」といって自分が実践し、使いこなしていないことにあります。
そう、第一章のときの私――ミイラ取りがミイラになってしまった私――がまさにその状態でした。ブログやFacebookで「こんなノウハウが役に立つよ〜」という情報発信をしても、「じゃあ自分はどうなの?」っていうと実践していませんでした。
それがミイラになってしまう一番の理由です。
 
1つ具体例を紹介します。
 

心のブロックを自ら解除して突き進むセラピストの例

片手に軽く触るだけ3分で一個心のブロックを解除するマインドブロックバスターの創始者の栗山葉湖さんとお話する機会があったのですが、栗山さんは自分でこんなようなことを話していました。
 
「自分は心のブロックの塊である」と。
「だから自分で自分の心のブロックを解除しながら前進していくのだ」と。
※話されていたことを意訳しています。
 
どんな専門家でも、そのものの問題を抱えていたからこそ、そのメソッドを活用することになって、問題を解決したという過去を持っています。実践し続けなければ、また同じ問題でつまずきます。
「誰よりも自分の教えを自分が実践し、どんな問題も自分のやり方を信じて乗り越えていくこと」これが大事なんですよね。
そして、こうやって問題を乗り越えていく度に自分の専門力は上がるのです。 
 

営業経験がない専門家がやるべきことは、まず徹底的に商品のユーザーになること

営業経験がない人が物を売れるようになるには自分の売っているものの徹底理解(知る、ではなく使いこなす)が必要不可欠ということです!
 
続き▶第三章:支えてくれる人はそばにいる〜家族の協力はかけがえのない財産〜
 

追伸:「問題をビジネスにするか、好きをビジネスにするか」

こんにちは、「ゆう」です。

今回の話は、「自分が抱えていた問題」を自分のビジネスにした例をお話しました。
自分が切望していたものだからその人の悩みが理解できるというもの。
一方で、元々好きだったり、夢をかなえる形でその仕事に付く人がいますね。もちろん、それもありです。
 
どっちでもいいですよね。
 
ただ、どちらにも試練はありますよね。
 

好きなものを仕事にすると、自分中心になりがち

前者の場合は今回の内容ですが、一方で好きなものを仕事にした場合、わからない人の気持ちがわからないというような葛藤が生まれます。
あとは、好きなものだから「割り切れない」
収益化するときにお客様目線でカスタマイズ出来なかったりするんですよね。「自分のコダワリ」は差別化に繋がる反面出し方を間違えるとお客様を全く寄せ付けないものに早変わり。
 

典型例:メジャーデビュー後の突然の解散や脱退

バンドがメジャーデビューすると、しばらくして解散したりするのはこれが原因だったりします。
プロデューサーは売れる方向性で打ち出そうとするけど、バンド(あるいはその中のメンバー)は「そんなのオレたちらしくない」とコダワリを主張します。そこで食い違うことで、解散したり、脱退したりが起きるのです。
 
今の私なら「まず売れてから好きなことだけやるようにすりゃいいじゃん」と思いますけどね。
 
たいてい売れないコダワリなんてちっぽけなものですから。
続き▶第三章:支えてくれる人はそばにいる〜家族の協力はかけがえのない財産〜