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みんなで力を合わせて敵を倒せ!〜チア☆ダンから学ぶ仮想敵の力〜

主人公の旅には
同じ敵を持つ仲間が集まる。
 

こんにちは、「ゆう」です。

 
実話を元にした青春映画の
チア☆ダン
~女子高生がチアダンスで
全米制覇しちゃったホントの話~
から学べることをお話しています。
 
いい意味でベタな青春映画なので、
展開が凄くわかりやすくておすすめです。
 
前回は、主人公が選ばなかった未来の
象徴についてお話しました。
▼前回の記事
選ばなかった未来を魅せる〜チア☆ダンから学ぶ対比の力〜
https://positioning-letter-writing.com/?p=1275?1280
 
今回は「仮想敵」
と言うものをテーマに
お話していきます。
 
※若干のネタバレ含みます!
 
 

みんなで力を合わせて敵を倒せ!〜チア☆ダンから学ぶ仮想敵の力〜

 
チア☆ダンは
福井県の弱小チアダンス部が
鬼のような練習を重ねて
全米制覇するお話です。
 

物語には必ず目的(ゴール)がある!

 
物語には必ず目的があり、
その目的を達成するために
主人公が奮闘します。
 
そこに共感が生まれ、
感動のストーリーになります。
 
恋愛モノなら
結婚、あるいは付き合えるかどうか
 
戦いモノなら
敵を倒せるかどうか
 
ビジネスモノなら
経営がうまくいくかどうか
 
青春・スポーツモノなら
大会やコンテストで
優勝できるかどうか
 
必ず目的があります。
 

物語で大事なことは目的を達成したかたかどうかではなく、成長したかどうか

 
そして、
結果は実は
どっちでもいいのです。
 
と、いうと語弊がありますが、
目的が達成できることよりも、
どちらかと言えば、
 
「主人公の成長」

社会の変化など
 
もっと大きなところに
最終的なゴールがあります。
 
だから、
たとえ全国制覇
できなかったとしても、
スラムダンクは
不朽のスポ根マンガなのです。
 
※強豪には勝つけど、
その後勝ち進んだところで負けます。
まぁ強豪に勝つことが
目的だったとも言えますが。
 

「敵」は目的を果たすために必要不可欠な存在

 
さてさて、
物語で目標達成に向けて、
登場する仲間達と
視聴者である私達とを
気持ちを1つにして、
盛り上げていくのに
必ず出てくるものがあります。
 
 
それが、「敵」です。
 

極悪非道でとんでもなく悪いからこそ、価値がある。

 
徹底的に、
感情を揺さぶってきます。
 
反対の思想、
嫌がらせ、
挑発、
攻撃、
 
あらゆることをして、
主人公チームを
「試し」にかかります。
 
そう、これは
「試練」です。
 

敵が行う嫌がらせの類は「試練」

 
現実世界でもそうですが、
殆どの人が
これが好き!
これがいい!
という
プラスの価値観を
明確に持っていません。
 
 
ですが、
そんなの許せない!
これは嫌だ!
という
マイナスの価値観は
明確に持っています。
 
 
荒療治ではありますが、
徹底的に「嫌なこと」
直面させて、
 
「本当は何がしたいの?」
「成長した先にあるもの
 見たくない?」
 

訴えかけているのです。
 
「敵」と言うのは
嫌な感情を引き起こすので
視聴者は嫌いな人が多いですが、
 
「極悪非道だ」
思われるこそ
物語の構成上は
最重要な愛すべき
キャラクターになります。
 

チア☆ダンで出てくる「敵」達

 
チア☆ダンは
チアダンスで
全国制覇が目的なので、
本来はその道筋に敵はいません。
 
他のスポーツな
ら敵チームが明確にいますが、
これは自分たちが最高のダンスを
すればいいわけですから。
 
だからこそ、
敵は出てきます。
 
(↓ネタバレ有ります)
 
まず、
鬼顧問です。本当に厳しい。
ですが、これは彼女なりに考えた
指導法だったのです。
(詳しくは映画を見てください。)
 
次に前回の記事で書いた、
高飛車な女の子。
元チアダンス部ですが、
やめてからチームをバカにします。
それによってますます
チームは一致団結します。
 
そして、さらに言えば
真面目で優等生な部長です。
 
彼女は、夢を達成するために
「みんなの敵になる」と決意します。
 
鬼顧問も部長も、
「あえて敵になる」という
選択肢を選びます。
 
これきっと
「敵」という役割の
存在価値を知っている
からでしょう。
 
そしてそして、
アメリカの強豪チームです。
彼女たちは目標であり、
超えるべき壁なのです。
 
最後に、自分自身です。
結局敵を作っているのは
「自分自身」なのです。
(これは次回にでもお話します。)
 
あと、次点で、校長・教頭
あたりも敵ですかね…
 
敵がいて、
その人に感情を揺さぶられ
突き動かされる
 
そうやってどんどん
成長していくのです。
 

ビジネスでは個人を敵対視しないこと

 
さて、これをビジネスに
落とし込みましょう。
 
ビジネスで考えていく場合、
これを短絡的に誰かを
敵対視すればいい
と捉えたらダメです。
 
 
敵を作る、と言うのは
「個人名で血祭りにあげる」という
意味ではありません。
 
そんなことしたら、
いつかしっぺ返しが来ます。
 
なので、やめてくださいね。
 

誰でもない抽象的な敵:仮想敵をつくる

 
そこで出てくるのが
「仮想的」です。
 
つまり、個人とかではなく、
「やり方」や「仕組み」
「制度」や「方針」
「価値観」や「マナー」
となどを
敵とみなします。
 
人に対してでなくても、
例えば、
「煙草のポイ捨て」
という行為について
マナー違反をしていると感じる
人とを集めいたいなら、
 
「ポイ捨てする人」が
仮想敵です。
 
 
例えば、
私の場合は「状態」を敵としています。
・自分の仕事を言語化出来ず、なかなか集客できない
・ウェブ集客の仕組みが体系化されておらず
気まぐれ集客になっている。
そんな状態を仮想敵としています。
 
 
「そんな風になりたくない」
と感じるのは、
「ああいう人みたいにはなりたくないな〜」
という反面教師がいる場合が多いです。
 

仮想敵を創る時は実在の自分を思い浮かべる

 
なので、仮想敵を創る場合は、
自分の中で
「ああいう風にはなりたくない」
という実際の人を思い浮かべてもいいでしょう。
 
その上で、
その人そのものではなく、
「その人の嫌な所」を抽出するのです。
 
なぜ、その人みたいのなりたくないの?
 
そうすると、理由がでてきます。
その理由を並べて最後に
「〜な人」とつければ
仮想敵の出来上がり。
 
 
まぁ考え方はペルソナに似ていますね。
 
物語作りは、
人に自分の商品や
サービスの価値を伝える時の
超強力なスキルなので、
 
ぜひ、ペルソナと同時に
「仮想敵」も設定してみてくださいね!
 

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追伸:「非情になりきれないから…

脚本を良くする
スクリプトドクターという
仕事があるのですが、
その方の本に、
 
「素人脚本家の書く脚本が
駄作になる理由として、
主人公に対して非情になりきれない」
 
ということがあげられています。
 

「自分」を痛めつけられない2流脚本家

 
多くの場合、
主人公には「自分みたいな人」を
設定してしまいますが、
 
その場合、
自分に対して
酷い仕打ちをするのは
胸が苦しいので、
 
「生易しい敵」
を作ってしまいがちです。
 

嫌いだけど人間的には好きな人を主人公にせよ

 
今回の記事とリンクしてきますが、
敵役は徹底的に
痛めつけて試すから
大きな価値があります。
 
 
思わず、
「そこまで
することないだろう!」
と主人公と一緒に
叫びたくなるほどに。
 
なので、
主人公には
自分ではなく、
 
人としては認めているけど、
好きになれない人
をイメージして
脚本を書くといいそうです。
 

ペルソナは甘やかさない

 
まぁ
この記事は脚本家は見ていないので、
ビジネスに置き換えると、
 
ペルソナを「過去の自分」に
設定している場合、
同情ばかりが先行して
 
叱咤激励が出来ない、
なんてことが
問題になったりします。
 

あなた自身がペルソナの気づきのチャンスを奪う…

 
自分自身にも
価値観がグルっと変わるような
事件があったはずです。
 
 
それがあるから
「気づき」
を得て、
 
今の自分があります。
 
 
気づきは注意したからと言って
なかなか気づくものではないです。
 
 
包丁の持ち方や使い方を
いくら口で教えても
実際に怪我しながら
「ああ、こうやって使うと危ないのか」
とようやく分かってくるものです。
 
ビジネスなので、
責任問題に発展する
ようなことまでやる必要は
全くありませんが、
 
成長するための
「インパクト」を
与えられる人には
なりたいですよね。
 
ちなみに
インパクトは
小分けにできます。
 
だから、
荒療治が嫌な人は
徹底的に
体系化して、
登りやすいステップを
作ってあげるのも
いいかもしれませんね。
 
 
転ぶには転ぶけど、
自分が骨折したのを
かすり傷くらいに
してあげるのは
いいのでは
ないでしょうか?