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【秀逸なプロモーション】本気の人だけ来て欲しい明確なメッセージ〜学習院大学国際社会学部の広告/ギターの東大

本気の表情の女性

こんにちは、「ゆう」です。

 
企業も個人も、商品をプロモーションしている人は、
あれこれとアイディアを練りに練って秀逸な宣伝を生み出しています。
 
先人から学べるものは多いですので、気になったものは考察とともに紹介していきます。
 

例:学習院大学 国際社会学部

学習院大学 国際社会学部
※2016年の学部誕生時の広告です。

本気の人だけ来て欲しい明確なメッセージ

広告のメッセージというのは、
誰も彼も共感できるフワッとしたものよりも、
「たった1人の理想のお客様」に伝わるメッセージである必要があります。
 
学習院大学の広告はいろんなパターンがありますが、
メッセージは一貫して、「本気で学びたい人だけこい!」というようなもの。
 
スタンスをはっきりさせておくことで、どんな場所なのかを伝えることができます。

 
本気で学び、得たもので世界に羽ばたきたい人と、
ワイワイ楽しく大学生活を楽しみたい人では
大学に行くスタンスは違いますからね。
その全く違うスタンスの人が入り混じるとお互いにとって良くないですからね。
 

事例:ギターの東大

ギター教室でも、かなりとんがった教室があります。
その名も「ギターの東大」

ギターの東大トップ画
参照https://guitar-todai.net/

現在のレベルではなく「本気度」が試される。

こちらの教室の詳細を見る限り、今現在のギターレベルは関係なく、
「本気でうまくなりたいかどうか?」
ということに焦点を当てているようです。
 
音楽教室は、
(レベルが)易しい、(講師が)優しいから初心者大歓迎、とか
みんなでワイワイ楽しめる!とか
そういう楽しさ売りのところが多い中で、
「本気でやろうぜ!」というとこに突き抜けている点が秀逸ですね。
 
彼らのサイトの言葉を引用させていただくと

「どなたでも歓迎」「誰でもすぐ弾けるようになります」私たちはこの手のお手軽ギター教室、学校、レッスンが嫌いである。
ギターは難しい。ちょっとシャレで触ったくらいでは絶対に弾けるようにならない。一生懸命がんばった証として一つの音楽の断片が弾けるようになるから楽しいのであり、意味がある。

とのこと。
私は、このスタンスは大歓迎です。
私自身もずっと楽器に触れてきたし、音楽教室で老若男女、初心者から上級者まで教えてきましたが、明らかに「楽器が弾けて満足」な人と「突き詰めたい人」はモチベーションが全く違いました。当然、同じようには教えられないし、伝えるメッセージも変わってきました。
どっちが正解とかではなく、「自分はどっちのスタンスが好きか?」と考えると、やっぱり突き詰める人を応援したいなって思うんですよね。そう考えると、ギターの東大のスタンスには共感します。
 

「自分の業界や地域」の「他業種の有名人やもの」という型

そして、この名称の秀逸なところは「東大」という言葉を使っていることにある。
「東大」は日本における「最高学府」の象徴。つまり、最上級エリートの集まりのようなイメージを与えてくれます。
東大とつけるだけで、なんだか凄いことを教えてくれそうなイメージが一瞬で伝わります。
 
こういう、有名人や有名なものをうまく活用することで、瞬間的に相手にブランドイメージを伝えることができます。
当てはめる型は
「自分の業界や地域」の「有名人やもの」
 
例えば、こんなものが考えられますね。

  • ファーストフード業界のApple
  • パーソナルジム業界のトヨタ
  • ヒップホップ界のサブちゃん
  • 蒲田のエジソン
  • 足立区のジョン・レノン

とかですかね。
※ちなみに「蒲田のエジソン」は深夜番組月曜から夜ふかしで実際に出てくる素人さんです。
 
冗談半分で、こういうものを考えてみると、思わぬ相手に伝わりやすい一言が生まれてくるかもしれませんね。
いずれにせよ

  • 自分の理想とするお客様がわかる喩え
  • 自分の理想とするレベル感が伝わるもの

という視点で考えていくことが大事です。
 
理想のお客様を考えていく時の視点をまとめておきましたのでこちらの記事も参考に。

ペルソナ設定はなぜ集客失敗するのか?ターゲットのお客様が来ない間違いだらけのマーケティング


 

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